紙に印刷した文字の文化を尊ぶ 文章教室と自費出版の明眸社

後姿

後姿

短歌を書いていると普段使わない言葉を使うことがある。三十一文字という制約があるため、音を合わせる必要がある。また日常では使うことのない文語的な表現もある。例えば、自動販売機というと随分字数が多い。自販機と言い換える。これは普段でも使うことが …

たぐいなき「魂の仕事」       

   渡辺良は結社未来の多くの歌人達から支持を得ている手堅い歌人だが、このエッセイ集『バビンスキーと竹串』(かまくら春秋社)は医師としての実体験を中心に書かれている。病院勤務医から開業医になって十年目、平成二十二年十二月に出版。  「破れた …