紙に印刷した文字の文化を尊ぶ 文章教室と自費出版の明眸社

ペテロの否認

ペテロの否認

新型コロナウィルス禍の日々に 新型コロナウィルスの為に気持が沈み、報道の画面に見入ってばかりいる。心を騒がせずに「(主に)立ち返って落ち着いていなさい。」イザヤ書に、敵にとりかこまれた民に向けこのように書かれていることを思い出している。(イ …

欅と私

欅と私

夕方、急ぎ足で家路を辿っていた時、いつも見る農家の欅の裸木がひときわくっきりと空に聳えていた。西の空は茜に染まり、裸木の姿は逆光でシルエットになっている。市の保存木に指定されているという樹齢の古い大木だ。鴉の巣がすこし黒っぽく枝の中に見える …

末っ子の結婚

末っ子の結婚

三男の幹三が昨年五月に結婚して入籍し、十二月に披露宴をした。十二月七日、小雨が降ったりやんだりの寒い日だった。披露宴は本人たちの住んでいる六本木から徒歩十分のところにある式場を兼ねたスペイン料理のレストランで八十名ぐらいのお客様が集まった。 …

「救い主」とは誰なのか。

キリストは、メシアと呼ばれている。元の意味は「油を注がれた者」だが、今はそれが「救い主」という意味を帯びている。キリストが登場するずっと前からメシア待望の機運はきざしていた。旧約聖書の歴史のいつ頃からメシア思想は現れたのか、メシアとは誰なの …

父の想い出

父の想い出

最近私の大好きな「大草原の小さな家」を再放送しているので時々見ている。このドラマは一九七四年から一九八二年までの八年間に亘って放映された。メインキャストは同じ俳優が演じている。主人公のローラ役、メリッサ・ギルバートも少女から娘へ、そして大人 …

旧約聖書を読み終えて

旧約聖書を読み終えて

ちょうど七月十二日に今やっている聖書講読の講座が一区切りついた。区切りがついたというのはこの日に旧約聖書を読了したということである。約二年かかったが全巻を読み終えた感動は参加者皆の胸に溢れているように思われた。私もこの二年間の歩みを思い返し …

さっちゃんの昭和平成『野川の朝』を読む

さっちゃんの昭和平成『野川の朝』を読む

石黒さんのお宅 石黒さんのエッセイ集『野川の朝』が四月に発行となった。これまで二年間石黒さんは毎月のエッセイの会に欠かさず参加された。お仲間に入られるとたちまち溶けこんで私はなんだか、ずっと前からのメンバーのような気がした。今度エッセイ集を …

聖書のキーワード「知る」のエロス的な展開(2)

聖書のキーワード「知る」のエロス的な展開(2)

前回エッセイの会に「聖書のキーワード「知る」のエロス的な展開」として文章を出した。エッセイの会での感想やその後の反響などがあったため、今回は引き続きこの言葉に関してもうすこし書き続けてみようと思う。 右脳と左脳 脳科学者の友達は次のようなコ …

聖書のキーワード「知る」のエロス的な展開

聖書のキーワード「知る」のエロス的な展開

恋の歌「雅歌」はなぜ聖書に入っているのか 最近私は旧約聖書のなかの「雅歌」(BC4世紀からBC3世紀頃に書かれたという)を読み、感銘を受けたのでそのことについてまず書いてみようと思う。雅歌は、若い男女の愛の物語が比喩を駆使して美しく歌いあげ …